10月５日（月曜日）、田村消防署でミニチュアハウスを用いた燃焼実験を行いました。

　この実験は、実際に木製のミニチュアハウス内で火災を発生させ、木造住宅火災が発生した際の煙の流れや燃焼状況を観察することで、火災現場における消火活動上の戦術や、安全管理に活かすために行いました。

　近年、火災予防の推進や燃えにくい建築材料の普及などによって、火災件数は減少しています。

　その一方で、消防隊の火災現場での活動経験が減ることで、経験値の低下による現場活動への影響が全国的に課題とされています。

　そこで郡山消防本部では、火災種別に応じた消防訓練を計画的に実施するとともに、今回の実験のように燃焼現象を観察し、科学的に火災の原理を学ぶなどして、現場活動に活かすための教育訓練を行っています。

　なお、今回の実験で燃焼させたミニチュアハウスは職員の手作りです。

　今後も、職員一人ひとりが創意工夫をこらしながら様々な取組みを行い、管内の火災予防と災害対応に努めてまいります。