３月５日（金曜日）、 田村市立都路小・中学校で、３月１日から７日までの春の火災予防運動期間にあわせて防災教室を開催しました。

　この防災教室は、今年で東日本大震災と福島第一原子力発電所事故から10年を迎えることを節目に、被災した地域の被害状況を改めて振り返るとともに、子ども達に今後に備えた防災・減災スキルを学んでもらい、将来の地域防災を担う人材を育成する目的で開催しました。

　消防防災ヘリコプターで撮影した当時の被害状況を上映するとともに、非常時に役立つ応急防災スキルの展示、また、防災に関するクイズを出題するなど、児童生徒全員で防災について学ぶことができました。

　また、都路小学校では、12名の少年消防クラブ員に対し、１年間の防火・防災思想の普及に努めた功績を称える認定証交付式も併せて行われました。

　災害に強い安全安心なまちをつくるためには、地域住民の防火・防災意識の高揚や、地域ぐるみの防災体制を確立することが求められています。

　少年消防クラブ活動を通じて子どもの頃から防災教育を行うことは非常に有効であり、将来の地域防災を担う人材を育成するという観点からもとても大切な取組です。

　東日本大震災から10年が経とうとする今、当時の状況などが徐々に風化されてしまう懸念がありますが、この機会に、防災の大切さや、「命」の尊さをより実感するため、家族で「防災」について話し合ってみてはいかがでしょうか。