３月11日（木曜日）、本組合全所属で大規模地震発生時の初動対応訓練を行いました。

　この訓練は、東日本大震災から10年を迎えるにあたって、改めて大規模地震が発生した際の初動対応の確認とそれらの検証を行うため本組合の全所属一斉に行われ、職員約400名が参加しました。

　訓練は、管内で非常に大きな地震が発生し火災や建物倒壊などの被害が多数発生した想定で、参加職員には事前に訓練実施を伝えることなく行いました。

　まずは地震の揺れから身を守る行動を取り、揺れが収まるとともに速やかな被害状況の調査と出動体制の確立を図りました。

　その後、出動指令により出動可能な部隊の速やかな出動とともに警防本部を設置し管内の被害状況の把握、非常招集による部隊編成など初動対応をシミュレーションし、これらの検証を行いました。

　先日も東日本大震災の余震とみられる最大震度６強の余震が発生するなど、大規模な地震はいつどこで発生するか分かりません。

　また、近年の社会構造の変化や気候変動等により、災害の様態は複雑・多様化するとともに大規模化の傾向にあります。

　郡山消防本部では、あらゆる災害に対応できる即応体制の強化と、様々な分野での専門的な知識・技術をもったエキスパートな人材の育成を強化しています。

　今後とも、住民の皆さんと共に、将来世代につなぐ持続可能なまちづくりを進めてまいります。