テロ災害を想定した訓練を行いました
テロ災害を想定した訓練を行いました
[カテゴリー:郡山消防署][投稿者:郡山消防署][更新日:2021年02月04日]
2月4日(木曜日)、郡山ヒロセ開成山陸上競技場で、テロ災害を想定した特殊災害対応訓練を実施しました。
郡山消防署では、社会情勢の変化や気候変動等により複雑・多様化する災害に対応するため、高度な知識・技術を有する職員を育成し、災害対応力の強化を図っています。
今回の訓練は、スポーツイベント開催中に不審物が発見され、複数の観客が目の痛みや呼吸苦を訴えているとの想定で行われました。
通報内容などを基にBC災害による集団救急事案を考慮した部隊編成により、必要な資機材の準備や、車両への積載、現場への搬送など、実災害を想定した動きの確認を行いました。
BC災害とは、B(Biological:生物剤)、C(Chemical:化学剤)の漏洩や流出事故などによる特殊な災害を言います。
BC災害では、目に見えない危険に対応する必要があることから、迅速かつ安全に要救助者を救出するためには、初動の的確な情報収集により災害の様態や規模を判断し、適切な資機材選定により活動することが求められます。
訓練では、関係者やドローンによる上空からの情報収集とともに、検知器により環境測定を行い、風向きなどを考慮した上で各部隊の進入経路や災害エリアのゾーニングを行いました。
要救助者の救出は、設定したゾーンごとのレベルに合った防護服を着装して行い、特殊資機材の取扱いや各部隊間の連携を確認しました。
今後とも、あらゆる災害に対応できる組織体制の整備と、よりエキスパートな人材を育成し、災害対応力の強化を図ってまいります。
お問い合わせ
郡山消防署 救助係
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