節分の豆・巻き寿司での窒息に注意
節分の豆・巻き寿司での窒息に注意
[カテゴリー:注意]
[更新日:2024年01月30日]
小さな子どもや高齢者は、噛んだり飲み込む力が弱いため、硬い豆やナッツ類、巻き寿司等を詰まらせたり誤嚥する恐れがあります。
豆等をかみ砕いた小さなかけらを誤嚥すことで、気管支炎を発症するケースもあります。
特に5歳以下の小さな子どもには、硬い豆やナッツ類は食べさせないよう注意しましょう。
巻き寿司は小分けに切って、汁物などと一緒によく噛んで食べましょう。
予防のポイント
子ども・高齢者の特徴
噛む力が弱く、口の中で食べ物をかみ砕いて十分に小さくすることができない場合があります。
さらに高齢者の場合は、加齢によって唾液の分泌量が減り、飲み込む力が弱くなるとともに、咳き込む力も弱くなることから、高齢になるほど窒息事故のリスクが高まると言えます。
調理の段階で小さく切っておく
お茶や汁物と一緒に食べる
一口の量は無理なく食べられる量にする
よく噛んでゆっくりと食べる
家族など周囲の人が注意して見守り声かけを行う
万が一窒息したら
動画(手話付き)で確認
乳児への対応動画(手話付き)はこちら
窒息した人は喉に手を当てて呼吸ができなくなったことを示す動作(チョークサイン)が見られます。食事中にこういった動きが見られたり、急に顔色が悪くなったときは窒息が疑われます。
この場合、すみやかに119番通報をするとともに、次の応急手当を行いましょう。
※ 一人しかいない場合はまずは応急手当を実施してください。
咳をすることが可能な時は、できる限り咳をさせてください。
背部叩打法
窒息した人の後ろから、手のひらで左右の肩甲骨の中間あたりを力強く何度も叩き、除去を試みてください。
腹部突き上げ法(ハイムリック法)
※ 妊婦・乳児には行わないでください。
1 窒息した人の後ろに回り、腰付近に手をまわす
2 一方の手で「へそ」の位置を確認する
3 もう一方の手でこぶしを作って、親指側を窒息した人のへその上、みぞおちより下に当てる
4 「へそ」を確認した手で握りこぶしを握り、手前上方向に向かって圧迫するように突き上げる
呼びかけに反応がない場合はただちに心肺蘇生法を行う
過去の救急統計(2013年~2022年)
過去10年間(2013年から2022年まで)に食事中の窒息事故によって191人が救急搬送されており、そのうち87.4%が65歳以上の高齢者です。高齢者は加齢とともに、嚙む力や飲み込む力が衰え窒息リスクが高まるため特に注意が必要です。
食べ物別の救急搬送人員
傷病程度別の救急搬送人員
お問い合わせ
消防本部 消防課
〒963-8877 郡山市堂前町5番16号
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FAX:024-923-1228
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