熱中症に注意‼
熱中症に注意‼
天候が安定しないこの時季は、日によって、また時間帯によって気温の変動が大きいことから、カラダが暑さに慣れにくく、急に暑くなったタイミングで熱中症を発症するケースが多くあるため、その日の気温や湿度を天気予報でこまめに確認しましょう。
近年、管内の熱中症による救急搬送件数は減少傾向でしたが、一昨年4年ぶりに増加に転じ、昨年は過去最多の件数を記録しました。
熱中症による救急統計はこちら
熱中症は、気温や湿度などの環境要因が大きく影響しますが、正しい予防法と応急処置で発症や重症化を防ぐことができますので、以下の点を確認し実践しましょう。
熱中症の予防と対策
少しずつ暑さにカラダを慣らしていく
カラダが暑さに慣れることを暑熱順化といいます。毎日、汗をかく運動などを継続することで暑熱順化が進んでいき、数日から2週間程度で暑さに強い体質へと変化すると言われています。そのため、日頃から汗をかく習慣を身に着けることが重要なため、ヨガやウォーキングなどそれぞれの生活習慣や環境に応じて運動を継続することで暑熱順化が進み、熱中症にかかりにくくなります。
水分補給は計画的・こまめに
のどが渇いたと感じた時点ですでに熱中症となっている可能性があります。特に高齢者は のどの渇きを感じにくいため、のどが渇く前に水分補給をすることが必要です。農作業や運動中はつい夢中になり水分補給がおろそかになりがちです。計画的に水分補給の時間を設けるなどして、こまめに水分補給しましょう。
また、体力や水分の必要度合いは個人差があります。小さな子どもの場合は、自ら体調の変化に気づけない場合があるので、周りの大人が気を配り、適切な休息とこまめな水分補給を促すようお願いします。
高温・多湿・直射日光を避ける
熱中症は環境要因によって発症するケースが非常に多いため、天気予報などを確認し、その日の気温と湿度を把握したうえで行動しましょう。
屋外では強い日差しを避け、外出時は帽子や日傘を有効に活用しましょう。
屋内では風通しを良くし、必要に応じて冷房や扇風機を活用し、高温・多湿な環境に長時間さらされないようにしましょう。
救急搬送事例
体育の授業中(長距離走)に急にふらつき倒れこんだため救急要請。(10代 軽症)
ベッド上で動けなくなり、家族が様子を見ていたが嘔吐し、反応が鈍いため救急要請。(80代 中等症)
エアコンや扇風機をつけず窓を閉め切った状態で就寝し、起床後にめまいを感じた後に倒れこんだとみられる。時間経過後に訪問した関係者により救急要請。(70代 重症)
ゴルフのプレー中、急に手足がしびれ動けなくなったため救急要請。(50代 軽症)
自宅の庭の草むしりをしていたところ気分が悪くなり、屋内で休んでいたが頭痛や嘔吐を発症したため救急要請。(40代 中等症)
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