高齢者を住宅火災から守るために
高齢者を住宅火災から守るために
そのうち、61.5%(32人)が65歳以上の高齢者です。
※ 郡山地方広域消防組合管内における2012年~2021年までの10年間の数値
※ 放火自殺者を除いた数値
今後の高齢化の進展によって、高齢者の住宅火災における被害の増加が懸念されていることから、改めて高齢者に火災予防を注意喚起するとともに、「住宅用火災警報器の設置・点検」「住宅への消火器設置」「防炎品の使用」等を推進しています。
大切な方が火災の被害にあわないよう、家族や親せき、地域で一体となり、身近な防火対策を考えましょう。
住宅火災における月別の死者数
住宅火災における月別の死者数をみると、11月が11人(21.2%)で最も多く、次いで2月が9人(17.3%)、12月が8人(15.4%)と続きます。
これからの時季は火災件数とともに、人的被害も多くなる傾向があり注意が必要です。
※ 郡山地方広域消防組合管内における2012年~2021年までの10年間の数値
※ 放火自殺者を除いた数値
住宅火災における出火原因別の死者数
住宅火災における主な出火原因別の死者数をみると、「たばこ」と「こんろ」が7人(13.5%)で最も多く、次いで「ストーブ」が6人(11.5%)、「電気配線」が5人(9.6%)と続きます。
※ 郡山地方広域消防組合管内における2012年~2021年までの10年間の数値
※ 放火自殺者を除いた数値
住宅用火災警報器設置の有無別死者数
死者が発生した住宅火災における住宅用火災警報器の設置状況をみると、「設置あり」で死亡したのは3人で10.0%、「設置なし」で死亡したのは23人で76.7%、「不明」が4人で13.3%です。
住宅火災で死亡するケースの多くが「逃げ遅れ」によって発生していることから、逃げ遅れを防ぐために必ず住宅用火災警報器を設置しましょう。
※ 郡山地方広域消防組合管内における2017年~2021年までの5年間の数値
※ 放火自殺者を除いた数値
高齢者を住宅火災から守るために
住宅用火災警報器の正しい設置と定期的な点検
住宅火災での死者発生要因で多いのは、発見が遅れ気づいた時には火煙が回り、既に逃げ道がなかったと思われる状況です。
このような状況を防ぐためには、寝室等に正しく住宅用火災警報器を設置することがとても重要です。
正しい設置位置
また、住宅用火災警報器の電池は、約10年で切れるとされており、長期間の使用によって故障する可能性も考えられることから、定期的な点検が必要です。
ぜひこの機会に高齢者の代わりに点検をしてあげましょう。
住宅への消火器設置
火災が発生した際に被害を最小限にするためには、消火器により初期消火を行うことが有効です。
消火器には、軽くて小さい住宅用のものや、スプレータイプ等様々な種類がありますので、それぞれのご家庭に合った消火器を備えておくことを推奨します。
防炎品の使用
火災の急激な燃え広がりを防ぐために、カーテンやじゅうたん、エプロンなどに燃えにくい素材で作られた防炎品を使用することを推奨します。
急な燃え広がりを防ぐことで、初期消火の可能性を高めるとともに、避難の時間を確保することに繋がります。
取付け支援(住警器設置「孫の手作戦」)
住宅用火災警報器を取付けることが困難な世帯を対象に、消防署員が直接訪問し取付けを行う支援を始めました。
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お問い合わせ
消防本部 予防課
〒963-8877 郡山市堂前町5番16号
TEL:024-923-8172
FAX:024-921-8777
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