飲酒時の事故を予防しましょう
飲酒時の事故を予防しましょう
主な救急事例は、多量の飲酒により急性アルコール中毒、酩酊し転倒するケース、酩酊状態で嘔吐し窒息するケース、飲酒後の入浴により溺水するケース、飲酒後に屋外で眠り込んでしまい低体温症となるケースなど様々です。
また、飲酒後は血圧が変動しやすくなる他、脱水症状となる場合があるため、熱中症や持病が悪化し救急搬送されるケースもあります。
その日の体調に合わせて節度ある飲酒を心がけるとともに、一緒に飲酒している方が酩酊したり体調不良を訴えた場合に一人にしないことも事故の予防につながります。
飲酒に関連した事故を予防するために、次のことに注意しましょう。
急性アルコール中毒
急性アルコール中毒で救急搬送される方は、男女とも20代で最も多く、未成年者が搬送される場合もあります。
自分の適量を知り、その日の体調に合わせた飲酒をするとともに、短時間のうちに多量の飲酒をすること(一気飲み)は大変危険ですのでやめましょう。
また、飲酒の無理強いもやめましょう。
熱中症
アルコールには利尿作用があるため脱水症になりやすく、それによって熱中症となるおそれがあります。飲酒は水分補給にはなりませんので、水などを適宜飲みながら飲酒しましょう。
転倒
酩酊時は注意力が散漫となり転倒・転落しやすく、また反射的な動きが鈍ることがあるので大けがにつながる恐れがあります。
階段や駅のホームでの転落、さらには歩行時の交通事故にも注意しましょう。
低体温症
酩酊し屋外で眠り込まないようにしましょう。周りの方は声をかけるなどして付き添ってあげましょう。
窒息・溺水
酩酊時に嘔吐すると窒息の恐れがあります。横になる(させる)場合は、顔を横向きにして嘔吐した際に嘔吐物でのどを詰まらせないよう注意しましょう。
また、多量に飲酒した後の入浴は溺水につながり大変危険ですので控えましょう。
持病の悪化
過度の飲酒は、血圧の変動や脱水症状などにより循環器疾患のリスクを高めるほか、肝臓などの消化器系への影響もあり、身体への負担も大きくなります。
特に持病をお持ちの方は注意が必要ですので、適量を守り体調に合わせた飲酒を心がけましょう。
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