厨房や台所での火災が続いています
厨房や台所での火災が続いています
本組合管内で、飲食店の厨房や一般家庭の台所からの火災が続いています。
原因は、いずれも使用上の不注意や調理中に火をかけたままその場を離れてしまった等、すべて人為的な原因です。
煙が出たのみで火災に至らなかった事案も多く、発見が遅れれば火災となった可能性もあったことから注意が必要です。
電磁調理器(IH)コンロも絶対に安全というのものではなく、過去には火災事例もあります。使用上の注意を守りましょう。
また、油の揚げかすを大量に放置することで酸化熱が蓄積し発火・発煙した事例も複数確認されています。
飲食店、一般家庭で火を扱う際は、改めて次の点をご確認ください。
調理中はその場を離れない。
ガスコンロが関係する火災で最も多いのは、調理中にその場を離れてしまったことで、鍋や油が加熱されたことが原因です。
ガスコンロの点火時や使用中は、炎が安定してついていることを確認。
ガス漏れや配管の劣化、機器の故障の可能性がありますので、使用をやめガス会社やメーカーに相談しましょう。
コンロの周囲や下に新聞紙、ビニールシートなど燃えやすいものを敷かない。
周囲に燃えやすいものがある場合、燃え広がりが早く被害が拡大する可能性があります。
衣服への着火に注意する。
裾や袖が広がっている衣服は着火しやすいので調理中の着用は避けましょう。
コンロや換気扇の油汚れを小まめに掃除する。
瞬間的に大きくなった炎が、油汚れに着火する可能性があります。
安全のために、調理油過熱防止装置が装着されたコンロを使用する。
2008年(平成20年)10月1日以降に製造・輸入された製品は、全てのバーナー部に「調理油過熱防止装置」と「立ち消え安全装置」の装着及びPSマークの表示が義務付けられています。
ガスコンロ未使用時は、元栓を閉める。
飲食店の厨房等で複数のガス調理器具を使用する場合は、元栓とともに調理器具の状況も確認しましょう。
油の揚げかすは大量にためて放置しない
時間経過後の深夜に発火したり発煙し警報機が鳴る等の事例があります。大量にためずに小分けにして完全に冷ましてから廃棄しましょう。
2019年10月から、飲食店は面積に関係なく、消火器の設置が義務化されました。(動画で確認 郡山消防YouTubeチャンネル)
お問い合わせ
消防本部 予防課
〒963-8877 郡山市堂前町5番16号
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